「田舎」に移住したい人の割合は11%の増加!「農山漁村に関する世論調査」から読み解く地域活性化(その3最終回)

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これまでの記事(その1その2)で、内閣府から発表された「農山漁村に関する世論調査」の内容を見てきましたが、最後となる今回はいよいよ本題。都会の住民の「移住願望」について考察してみたいと思います。(調査では「都会」「田舎」という言葉は使ってませんが、わかりやすくするため、この言葉を使わせてもらってます。)

ちなみにこの世論調査は2005年にも行われていたようで、その当時と比較すると、また面白い結果が見えてきます。

◇ずばり「田舎」に移住したいですか?

したい・・・31.6%

したくない・・・65.2%

田舎に移住したい人は、まだマジョリティではないのですね。

しかしこの数値、前回調査(2005年)と比較すると、移住願望のある人が大きく増えていることがわかります。

◇(前回調査・2005年)「田舎」に移住したいですか?

したい・・・20.6%

したくない・・・76.0%

移住したい人の割合が11%も増加していますね!前回調査から10年弱経っているわけですが、この間に世論や世相にどのような変化があったのか。もっと深堀してみたいですね。

◇いつごろ移住したいですか?

5年以内・・・16.9%
10年以内・・・24.9%
20年以内・・・18.0%
20年以上先・・・19.6%
わからない・・・12.4%

けっこうばらけている印象ですが、10年以内という人が最も多いようです。地域で移住促進を担当している方は、より長期的な視野に立った施策を立てていく必要がありそうですね。10年かけて、地域内のコミュニティに徐々に溶け込んでもらい、少しずつその町の魅力を実感してもらうために、それぞれのフェーズにあったコーディネートが求められます。

◇「田舎」に移住する際に必要なものは?

「医療機関(施設)の存在」・・・68.0%
「生活が維持できる仕事があること」・・・61.6%

上記2つの回答を選んだ人が最も多かったようです。当然と言えば当然のことかもしれませんが、「田舎」で生活するために仕事をどうするかというのは、重要な関心事ですね。

◇「田舎」でどのように過ごしたいですか?

「地域の人たちとの交流・ふれあい」・・・53.0%
「自然観察(星空,ほたる,山野草,ホエールウォッチング,イルカウォッチングなど)」・・・45.6%
「地域貢献活動」・・・37.0%
「農林漁業(趣味として)」・・・34.8%
「農林漁業(主な所得源として)」・・・29.8%
「その地域の名物料理を食べる」・・・27.3%

上記のような魅力をうまく組み込んだプログラムを作ったり、情報発信ができれば、より多くの移住者を地域に呼び込むことができそうです。

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全3回にわたってお届けした「農山漁村に関する世論調査」の考察でしたが、いかがでしたでしょうか?総じて「田舎」の価値が見直されている印象を感じますよね。

ひとつ言えることは、高度成長期の金太郎飴型の地域作り(いわゆるハコモノ行政)を、ほとんどの人は望んでいないということなのでしょう。

「田舎」が本来持っている資源を活かしながら、ユニークで個性的な独自のアレンジやアプローチをすること。いわゆるソフトの力を発揮することが重要になるのだと思います。

さあ、はじめよう!地域移住計画!
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