幻のお茶を求めて、土佐の地へ。「茶の湯の世界」と「3Dデジタルファブリケーション」の融合を目指す「K.Tea’s Lab」

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田舎はシェアする時代へ「田舎シェアリング.COM」

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先日の記事でも紹介いたしました「高知県シェアオフィス広報推進事業」で、最終報告会(交流会)となったstep3のプログラム「高知を見た!触れた!~土佐の精神「おきゃく文化」を知りました~」では、実際に高知県のシェアオフィスの視察や、現地の人々の交流を体験した参加者の話を聞くことできました。

現在、神奈川県藤沢市で「茶コンシェルジュ」&「3DCADコンサルタント」として活動している高橋浩二さんは、日本茶の主産県の1つである、高知のお茶に直接触れる機会を得ようと、今回のプログラムに参加されました。

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報告会で話をする高橋さん

高知がお茶の主産県というのは、意外な感じもするかもしれませんが、民家の生垣に、何気なくお茶の葉が栽培され、住民は、その葉を摘んでお茶をつくる。という具合に、お茶が日常生活の中に溶け込んでいる土地柄でもあります。

また、実は高知は隠れた銘茶が生産される場所でもあります。

中でも幻のお茶と呼ばれる「碁石茶」は、高知の山間部、主に大豊町でしか生産されていない、とても希少な銘茶です。

「碁石茶」は、400年以上の歴史を持つ、世界的にも珍しい二段発酵という製法で作られていますが、時代の変遷の中で、一時は生産量が激減し消滅の危機に立たされたことがありました。

ですが、地域の人たちが協力し、その伝統製法で作られるお茶を、後の世代に残そうと動き出しています。

「茶コンシェルジュ」として活動する高橋さんは、今回の高知現地ツアーの中で、その幻のお茶の生産地がある「れいほく」地区に赴き、現地の人達と交流しながら、その再興の状況を知ることとなります。

そして、この高知のお茶の生産者たちとのつながりを活かした、新たなコンテンツ作りの計画を進めています。

高橋さんは、「茶コンシェルジュ」としての活動と、もうひとつ「3DCADコンサルタント」としての顔を持っていて、いま話題の「3Dプリンタ」を活用したコンテンツ作りをしたり、3DCADを使用した各種サービスの提供を行っています。

「お茶」と「3Dプリンタ」という組み合わせは、一見すると、どんなつながりがあるのか?と思った方もいるかもしれませんが、実は高橋さんは「高知のお茶」を「3Dプリンタ」で制作した「茶器」でいただくという具合に、2つの道の融合を試みようとしているのです。

今後、「茶の湯の世界」と「3Dデジタルファブリケーション」を融合したプロジェクトとして、各種ワークショップの開催も企画しているとのこと。

興味のある方は、一度高橋さんが運営する「K.Tea’s Lab」までお問合せをしてみてください。

高橋さんが設計し、3Dプリンタで出力された茶道具

高橋さんが設計し、3Dプリンタで出力された茶道具

「お茶」をきっかけにした高知県とのつながりを活用し、その「お茶」を新しいコンテンツとして提案する動き。ここにも地域活性化のヒントがたくさん隠されていると思います。

外部の人が地域にやってきて、その地域の宝を見つけ出し、その新しい活用法を提案する。

このような流れを作るためには、地域における外部人材を受け入れる風土と、宝を見つけやすくするための情報整理など、色々と大切な要素はありますね。

ですが、当マガジンでも度々述べているように、何よりも「人」の存在が、最も大事なポイントになるということだと思います。

予算をつけて箱モノを作るだけでは地域活性化ができないということは、もう誰しもが気付いていることです。

「人」と「人」が出会うことによって起きる、「新しい化学反応」を、どれだけ多く、強く、長く起こせるか。

様々な地方の事例を見ていると、最終的にはこれに尽きるのではないかと、最近よく感じます。

さあ、はじめよう!地域移住計画!
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