Iターン・Uターン・移住で見つける「私らしさ」発見マガジン

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今、「地域移住」が密かなブームとなりつつあります。

「何でもある便利な都会から、あえて不便な田舎に移住する人達が増えているのはなぜなのでしょう。」

上記のような問いを頭に浮かべた人は、すでに古い考えに固定されてしまっているのかもしれません。なぜなら今地方は 、未だ手つかずの莫大な資源が眠る「宝島」のような存在となりつつあるからです。

都会の生活で失われつつあるコミュニティの再生を求め、豊かな自然に囲まれたスローライフの実現に憧れ、かつては老後の余生をのんびり過ごす場所として地方への移住を考えるというストーリーが一般的でした。しかし、現在は働き盛りの20代~40代の人材が、こぞって地方への移住を模索し始めています。

もちろん彼ら彼女らにとっても「コミュニティの再生」や「豊かな自然を求めて」の移住という側面もあるのでしょう。 しかし、それ以上に得られる確かなメリットを認識し始めているとも言えるのです。

一番の決め手はやはりインターネットの普及です。わざわざ都会にいかなくとも、必要な情報は手に入り、人々との交流や情報の発信、集合知の形成までも容易にできるようになりました。わざわざ生活コストの高い都会で暮らさなくても、 自分らしくイキイキと楽しく暮らせる環境が田舎でも整いつつあります。費用対効果の観点でいえば、少額のコスト負担で大きなリターンを得られる田舎での生活が、彼らに彼女らにとっては大変魅力的な投資先となりつつあるのです。

もう一つの側面として、本格的な人口減少社会に突入したこの国で、疲弊する地方の危機意識があります。「日本創成会議」の人口減少問題検討分科会の報告によると、このまま人口の減少が進んでいくと、2040年には全国1800市区町村の約半数が、消滅の危機に立たされると予測しています。また、国土交通省の推計でも、2050年には全国6割の地域で、人口が半分以下になると予測しています。この深刻な現状に対する危機意識が各自治体を動かし始めており、将来の消滅の危機を回避するため、地域への移住や起業を後押しするような施策を展開しています。中には移住を決めてくれた若者に対し、無償で住居を提供するという自治体も現れています。

端的に言えば各自治体による人材(住民)の獲得競争が始まっているのです。これは地域への移住を考えている人々にとっては、大きなメリットの一つです。

また、各地域にはその土地にしか存在しない有形・無形の様々な資源が眠っています。今、それらの資源を改めて掘り起こし、現代風のアレンジと付加価値を加えて、新たなマーケットを創出する動きも加速しています。この新しい付加価値の情報発信のためのツールも、やはりインターネットの活用抜きには語れません。

今、日本の社会は大きな転換期を迎えています。それは、今まで以上にチャンスのあふれる社会になっていると言えます。仕事を求めて都会にでて、家族を作り、子どもを育てる。という従来型の人生モデル以外にも、様々な選択肢を広げることができるようになっているためです。

大好きになった地域の「景色」と「自然」と、そこに暮らす人々と豊かなコミュニティを形成し、地域の資源を活かし、 自身の能力をフルに発揮して、自分らしくイキイキと暮らす。そんな21世紀型の新しい人生モデルを生み出せる時代が訪れているのです。

さあ、はじめよう!地域移住計画!

編集長 Yuji